少年は劣化ウランで汚染された戦車で遊んだ

昨日はイラクから白血病の治療に来ているモハンマド君(12歳)を取材した。
彼は廃棄された戦車の墓場で遊んでいて、1年半後ガンになった。一緒に遊んでいた15歳のいとこは死んでしまった。現在アンマンの「キングフセインがん病院」で治療を続けていて、薬の副作用で髪の毛は抜け落ちている。
アンマンで治療を続けるのは、財政的にも政治的にも難しく、この子を救えるのは、アッラーの神か、日本の支援しかないだろう。
父親は家と車を売って、旅費と治療費を捻出し、近所のアパートを借りて生活している。母親はイラクに残り、他の子どもの面倒を見ている。この家族はスンニ派なので、イラク政府からの援助はない。今の政府がシーア派で、ジャファリ首相は、明らかにスンニ派を敵視しており、この家族には援助が届かない仕組みである。
バグダッド北方の町タールミーヤには川が流れており、米軍はそこに劣化ウラン弾で破壊したイラクの戦車や装甲車をまとめて捨てているのだ。
12歳と15歳の少年にとっては、格好の遊び場となった。いとこは戦車の部品を家に持って帰りコレクションしていた。
彼の通う小学校では、もう何人もガンで死んでいるという。
「ブッシュにこの現実を見せてやりたい。今ここにブッシュが現れたら、俺は首を絞めて殺してやるよ」と父は私のビデオカメラに向かって叫んだ。
何とかして、このモハンマド君を日本に連れて来れないだろうか?大阪大学、京都大学あたりで治療は可能だろうか?寄付は集まるだろうか?
みなさん、何かいい知恵があれば教えてください。帰国してから相談しましょう。

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このページは、nishitaniが2005年12月 2日 12:13に書いたブログ記事です。

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