同じムスリムなのに…

8日、ようやくモハマド君とキングフセインがんセンターで再会。抗がん剤の副作用で緊急入院していたので、なかなか外へ出る事ができなかったのだ。「今一番やりたいことは何?」と聞くと「早く学校へ行って友達と会いたい」との答え。好きな学科は「アラビア語」であった。
幸い、彼の治療は順調に進んでいて、このままのペースで行くと、イラクに帰国できる日がやってきそうだ。この病院は大変人気が高くて、現在380人を超えるがん患者が入院・通院していて、待機患者も多いとの事。
イサーラちゃんが17日にアンマンにやってくるが、はたしてここで診察してくれるのだろうか?
昨日「アラブの子どもと仲良くする会」の西村さんと会った。私がいない間でも、彼女がサポートしてくれるので大変心強い。
本日のニュースによると、バグダッドでまたまた50人を超えるスンニ派住民が殺され、シーア派の攻撃を恐れた10万人ものスンニ派の人々が、バグダッドから逃げ出している、とのこと。イラク・ヨルダン国境は固く閉ざされているので、難民となった人々は、ファルージャやラマーディなど、かつての「激戦地」に向かうことになるだろう。ファルージャやラマーディはスンニ派の街だからだ。
イラクは完全に内戦に突入したといえる。それもこれも元はといえばアメリカの犯罪である。
パレスティナではハマスとファタハの殺し合いが始まった。対イスラエルではなくアラブ人同士での闘いが始まっている。「同じムスリムなのに…」通訳のハリルの息子、ハーメドがテレビを見ながらつぶやいた。

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このページは、nishitaniが2006年5月 9日 11:24に書いたブログ記事です。

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