橋本元総理死去と小泉訪米

橋本元総理が亡くなられた。彼の業績を新聞、テレビは振り返っているが、今にして思えば、「アメリカ国債を売りたい衝動に駆られる」と発言したのが、総理転落の第一歩だったと思う。
当時は何のことか良くわからなかったのだが、アメリカ国債が持っている意味を考えれば、「なるほど」と合点がいく。
現在日本が所有するアメリカ国債は、70兆円とも言われる。「金利が高い」ので、大手銀行は中小業者に融資するより、アメリカ国債を購入する。財務省もアメリカ国債を大量に所有する。
しかしここで素朴な疑問が浮かぶ。「果たしてその国債、売って現金化できるのか?」
アメリカは今、巨大な双子の赤字に悩まされている。財政赤字と貿易赤字。そんな国は信用できないので、当然通貨ドルは下落していくだろう。
しかしドルはそれほど下がっていかない。日本と中国がせっせと「ドル買い介入」に入り、ドルを買い支えてきたからだ。
アメリカは国家予算の半分以上を国防費、つまり戦争に使う国であるし、消費大国で外国製品をどんどん消費していく国であるから、財政も貿易も赤字は拡大していく。
一方「ドル買い介入」で、せっせと買い支えたドルで、日本政府はアメリカ国債を購入する。結果、日本に流れ込んだドルが、アメリカの国債と交換され、ドルはアメリカに還流していく。
その結果、アメリカ政府には、キャッシュが手に入り、そのキャッシュでまた次なる戦争に突き進んでいく、という構図であると思うのだが、そう、橋本元総理が思わず口走ったように「アメリカ国債を売却すれば、財政再建に役立つ」のだ。
本来、純粋な国債の購入と売却であるから、自由であると思うのだが、あの発言をキッカケに、橋本元総理は総理総裁の座を転げ落ち、晩年は「日歯連」の不正献金(賄賂)で窮地に立たされる。
一方、小泉首相は、ヤクザとのつきあい、婦女暴行疑惑(そのためにイギリスに一時逃げていたといわれる)、学歴詐称(ロンドン大学卒などとされるが、そもそもロンドン大学がない)、新しいところでは「人生いろいろ、会社もいろいろ」で逃げた、年金未納疑惑、など、枚挙に暇がないのだが、決してそれらは重大問題にはならない。
アメリカに全面的に従うポチだから、だと思う。そのポチは、アメリカ奉公をしたご褒美に、プレスリー宅を訪問させてもらって、「ワンワンとはしゃいで」いた。
ギターを抱えたふりをして、プレスリーの物まねをする首相。米軍基地再編で3兆円も支出してあげる、「物分りの良いポチ」を苦笑しながら見守るブッシュ。なんという情けない映像。
こんな国を愛せ、と教育基本法は言う。
誰がこのような政府の言うことを聞くか!次の参議院選挙まで、あの「プレスリーの物まねをする忠犬」とそれを見て苦笑いするサル、の映像を脳裏に焼き付けておくべし!

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このページは、nishitaniが2006年7月 4日 11:15に書いたブログ記事です。

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