新たな劣化ウラン弾の被害者

長らくこのブログを書かなかったので、この画面が真っ白になっていた。これはいかん、と改心し、以後、ちょくちょく書き込んでいきますので、今後ともよろしく。
イサームからメールが届いているので、随時紹介する。劣化ウラン弾の新たな被害者とめぐり合ったようだ。最近のイラクでは病院が民兵の溜まり場になっていて、下手に病院へ行くと誘拐されたりするし、肝心の医師が逃げてしまっているから、こうした患者は、自宅でひっそりと暮らしている。イサームとめぐり合ったことで、援助の手が届けばいいのだが・・・。
以下、イサームからのメール訳です。

日本のみなさん、私からのメールが大変遅くなり申し訳ありません。なぜなら今のバグダッドは非常に治安が悪いので、ほとんどのインターネットカフェ営業をしていないのです。さらに電気がなく、ネットがつながりにくい状況です。それでも今まではネットカフェが独自に自家発電機で電気を起こし、インターネットにつなげていたのですが、最近のイラクではガソリンが不足し、自家発電機も、役に立ちません。
母親の胎内で・・・
私は新たな劣化ウラン弾の被害者を発見しました。この赤ちゃんの名前は、ムハンマド・ムシュタークといいます。家族は貧しく、父親はタクシードライバーなのですが、治安悪化とガソリン不足で仕事になりません。写真の母親は、イラク戦争の際、アメリカの空爆地点のすぐそばに住んでおり、おそらくその際使用された劣化ウラン弾の影響で、妊娠中に遺伝子が破壊されたようです。
誰かこの子をアンマンへ連れて行ってください
現在、夫妻は途方にくれています。イラクでは治療不可能なので、隣国ヨルダンの首都、アンマンに行かなければ、この子どもの命の火は消えてしまいます。どなたかこの子を助けてくれる方はいないだろうか、と夫妻は援助を求めています。

以上がイサームからのメールである。イラクからの報道が減ってしまった昨今、何かイラク戦争が終わってしまったかのような雰囲気であるが、実際の状況は最悪の戦争状態である。そんな中、劣化ウラン弾やクラスター爆弾の被害も増えている。
今のイラクでは、薬も電気もなく、手術のできる医師もいないので、イラクを脱出できない限り、この赤ちゃんは死んでしまうだろう。

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このページは、nishitaniが2006年9月24日 11:04に書いたブログ記事です。

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