ダマスカスに到着

3月4日午前9時、無事シリアの首都ダマスカスに到着。

シリア情報省のムハンマドが、私のビザを空港当局にファックスしてくれていたので、私は「外交官など」のコーナーで入国審査を受ける。VIP待遇だから、すぐに通してもらえると思っていたのだが、別室に連れて行かれ、1時間以上待たされる。

「これなら普通にビザ手数料を支払って、通過したほうが早かったな」と思い始めたころに、許可が出る。待った甲斐あってジャーナリストビザが出た。

空港からタクシーでダマスカス市街に急行するが、市街地に入るとものすごい交通渋滞。

200万人ものイラク難民が流入し自家用車が急増、そして地下鉄やモノレールなどの公共交通機関がないので、どこへ行くにも「歩いたほうが早い」状態。

やっとのことで安宿スルタンホテルにチェックイン。すぐに情報省へ。シリア政府はバース党政権。バース党というとフセインで有名になったが、もともとバース党はシリアが発祥の地。

ここでようやくムハンマドと初対面。メール、ファックスでやり取りしていた時から、誠実そうな人物やな、と感じていたが、実際のムハンマドは、小柄で物腰低く、それでいて一本芯の通った「反戦公務員」である。今回の中東ツアーの目的を告げると、「ぜひ協力させてほしい」との返事。

英語ぺらぺらで、なおかつ政府職員。イラク難民の現実に心を痛めている彼がガイドにつけば、今回のツアーは期待大である。

ムハンマドと簡単な打ち合わせ。明日から、イラク難民の通う小学校、戦争犠牲者が入院する病院、UNHCR、バグダッドへのバスターミナル、イラク難民を支援するNGOなどを訪問し、来週に迫る日本からの代表団の受け入れ準備をすることに。

ムハンマドと話をしていたら、別の職員が「昨年はNHKを案内した。これがそのときの番組だ」と、挨拶にやってくる。その番組はイラク難民がシリアに逃げてくる模様を追いかけたドキュメンタリーで、日本でも話題になったすばらしいものだ。

NHKドキュメンタリーほどの取材はできないかもしれないが、10数人の「代表団」にも、現実の一端を感じてもらえれば、と思う。

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このページは、nishitaniが2008年3月 5日 14:06に書いたブログ記事です。

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