もうすぐ本が出ます

拙著「戦場からの告発~アメリカがイラクにこだわる5つの理由」が完成したとの連絡が入った。順調に行けば、今月20日過ぎにも、本屋さんの店頭に並ぶ予定だ。この本は「戦争あかんシリーズ②」で、今後も毎年一回くらいのペースで上梓していきたいと考えている。

今回は、4つの章に分けた。
第一章の「ムラート君を救え」では、頻発する自爆テロの実情を追った。こちら北イラクでは、クルドVSアラブで、キルクーク争奪戦が繰り広げられており、連日のようにどこかで爆発する。日本ではニュースにすらならない場合が多いが、そこで展開される一人ひとりの運命にスポットを当ててみた。

第2章は「クルドの悲劇」。日本人にはなじみの薄いクルド問題であるが、これは「もう一つのパレスティナ問題」といっても過言ではない。「忘れられた民クルド」を取材すれば取材するほど、この民族が大国の思惑によって振り回されてきた歴史の理不尽さを感じる。

第3章は「イラク難民」。国連の資料でも、シリアに逃げてきたイラク難民は150万人である。ダマスカスで取材すると、「いや、もっと多いよ。300万人はいるね」との感想を持っている人も多く、みんなよくこの状態で2年も3年も我慢しているな、と感じる。またイラク国内避難民は200万人とも120万人とも言われるが、こちらも悲惨な状態で2年間を過ごしている。ここスレイマニアは雨季で、肌寒さを感じる。トルコ国境には雪を抱いた山の中で、トルコ軍の空爆で追い出された避難民が、この冬を過ごした。

最終章は、副題にした「アメリカがイラクにこだわる5つの理由」。未熟ながらも、この戦争5年に当たって、戦争の裏側にある石油と軍需産業の利権の構造について書いた。また昨今のカジノ経済、投機マネーの氾濫は、戦争が原因であることについて、分析させていただいた。
A4版で64ページ。価格は600円。よろしければ買ってやってください。
問い合わせは 「せせらぎ出版」まで。 電話06-6357-6916

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このページは、nishitaniが2008年3月15日 23:32に書いたブログ記事です。

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