スーダン最終日、避難民キャンプを再訪

6月12日、いよいよ本日がスーダン最終日。午前中UNHCRのハルツーム事務所を訪問し、活動内容を取材。その後、昨日も訪れた「ジャバル・アウリヤ」避難民キャンプへ。

昨日はユニセフと一緒だったので、検問をすぐに突破できたが、本日はタクシーである。パスポートと撮影許可証、IDカードなどをチェックされるが、無事通過。国内避難民キャンプには、ダルフールからの避難民がたくさんいるので、スーダン政府はジャーナリストの出入りに神経を尖らせている。

避難民キャンプで、日本からのおもちゃを配る。おもちゃがある、と分かると、どこからか「わいてきたように」人々が集まってくる。風船やサッカーボール、シャボン玉など、どれもがすごい勢いで、人々の手から手へと渡る。

子どもを抱えた母親にインタビュー。彼女はやはりダルフールから逃げてきて、ここに住んで16年。10人の子どもがいる。泥でできた家の中には、所狭しとベッド、食器、ガスコンロ…。電気は来ていないが、プロパンガスは買えるようだ。ロバで引っ張ってきた水をドラム缶ごと買っていて、ドラム缶一つで16ポンド(800円)だという。16ポンドは、この人たちにとっては大金である。

ダルフール紛争は、この数年で悲惨さを増しているが、多くの人々の証言によると、16年前から逃げてきているという。紛争は今に始まったものではなく、長期間続いていることが分かる。これは南部のジュバでもそうだった。今になってようやく注目されているだけで、本当はもっと早い段階で、国際社会が注目すべきだったといえる。(こんなえらそうなことを書いている私自身、スーダンの状況については、こちらへ来るまで無知だったに等しい)

さて、約2週間弱にわたってスーダンの現況を見てきたが、まだまだ「かじった程度」の取材である。私のおもな取材先はイラクであるが、戦争で家や財産を失っている状況は、イラクもアフリカも変わらない。来る6月20日は難民の日である。一年でその日だけ注目されるのではなくて、ずっと関心を持ち続けて行きたいものだ。

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このページは、nishitaniが2008年6月12日 20:44に書いたブログ記事です。

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