あっけなくアルビル
2月20日、ドバイを後にしてアルビルへと向かう。アルビルはイラク北部、クルド自治区の首都というべき街で、ドバイから週に数便飛行機が飛んでいる。
ドバイ国際空港は最近建て増しをして、シンガポール航空やKLMなど主要な飛行機会社の便は、ターミナル1から飛ぶのだが、アルビルなどというマイナーなところへ飛ぶ便は、新しくできたターミナル2から飛ぶ。
「ターミナルを間違っても、少々歩けばたどりつけるだろう」などと日本人的発想で、離陸ぎりぎりに空港に着けば、大変なことになる。ターミナル1から2までタクシーで20分、途中大きな空港トンネルを通過してようやく2に着く。
ドバイ国際空港が巨大空港であることを、あらためて思い知らされる。
そんなことで、フライトぎりぎりに到着した私は、急いでチェックインするも、今度は飛行機が飛ばない。2時間遅れでようやく出発。
「本日は出発が遅れて申し訳ありません。プライベートな理由で2時間遅くなりました」と機長あいさつ。「プライベートな理由」っていったい何やねん、スチュワーデスのお姉さんととどこかへでも行っていたのか!と日本なら突込みが入るところであるが、こちらでは2時間遅れは当たり前。飛んだだけマシと思わねばいけない。
午後9時、アルビルに到着。日本人の私は、別室で訪問の目的などを聞かれるのかな、と考えていたのだが、「日本人だね、アルビルにようこそ」と、あっけないほど簡単に入国に成功。
イラク北部のクルド人地域は、今や、シリアやイスラエルよりも簡単に入れる国となっているのだ。(シリアでは2時間ほど、イスラエルでは6時間ほど国境で待たされた経験あり)
空港を出て白タクの運ちゃんと交渉し、安宿に向う。夜なのでアルビルの街の様子が分からない。白タクの運ちゃんは、携帯でなにやらしきりに話し込んでいる。
ふと、こいつが武装勢力の一味で、どこかのアジトに連れて行かれるとしたら、などと「ちょっと恐ろしい妄想」が頭をよぎるが、運ちゃんは約束どおり安宿に連れて行ってくれた。
さて、いよいよ明日からはアラブ人地域のモスルに出発する。
こちら側のアルビルが天国とすれば、向こう側のモスルは地獄。100キロほどしか離れていないのに、くっきりと「戦争と平和」に分断された国、イラク。
このブログもしばらくは更新できないかもしれない。明日からは有能な通訳サウファンと行動を共にする。さてどうなることやら。
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