異常事態進行中

昨日に続き、スレイマニアがんセンター。写真の子どもたちは、ともに白血病である。4歳と6歳。キルクークの出身。キルクークは優秀な油田があるために争いが絶えないところで、今回のイラク戦争だけではなく、サダム・フセインによって大量に銃弾が撃ち込まれた場所でもある。

米軍の使用した劣化ウラン弾による影響かもしれないし、フセインが使った化学兵器の影響かもしれない。あるいはそのいずれも、つまり「複合汚染」の可能性が一番高い。

昨日、この病院はずいぶんと施設が拡充されてきた、と書いたが、患者数に比べてベッド数が足りないので、1つのベッドに2人の子どもという状態である。

写真のような子どもたちが、この病院に、一日平均で100人やってくる。そして患者数は、年々増えているというのだ。

「異常事態進行中」。

国際社会がイラク戦争を忘れた頃に、赤ランプが点滅する。ウランによる放射線、重金属による化学汚染、そして毒ガス。
フセイン、ブッシュ両大統領が残したもの。それはじわじわと死に至る、「緩慢なる殺人装置」ではないだろうか。

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このページは、nishitaniが2009年2月27日 23:38に書いたブログ記事です。

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