あの靴を買い、バグダッドへと向う
3月5日、今日でヒッラともお別れ。午前中、ヒッラ中心街の靴屋へ。「あの靴」が並んでいるかインタビュー。
「ブッシュくたばれ!」といって靴を投げるまねをすると、「おー!分かったお前のほしい靴はこれだね」と店内奥に山積みされた靴を指差す。
そう、この靴はイラクではバカ売れしていて、ドライバーのモハンマドも実は同じ靴をはいているのだ。
記念に靴を買う。一足15ドル、つまり1500円ほど。以後、私はこの靴をはいて取材している。マフムディーヤでもバグダッドでも「俺もあの靴をはいているよ」と靴を見せると、「GOOD!お前は最高だよ」との反応が返ってくる。スンニ派、シーア派の区別なく、みんなあの事件に大喜びし、靴投げ記者の早期釈放を望んでいる。
靴を購入し、一路バグダッドへと向う。ヒッラからバグダッドまでは通常なら2時間半ほどで着くが、問題は検問の状況だ。
事件があったり、米軍が通過したりすると、長時間にわたって道路が寸断される。
バグダッドの入る手前、「死の三角地帯」と呼ばれる場所が、マフムディーヤ、ラティフィーヤと呼ばれる所。私たち日本人には、橋田さん殺害現場として知られているところだ。
果たして無事通過できるだろうか…。
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