赤十字の病院を訪問

カブールでよく見かける片足の人ブログ用.jpg

6月14日分をアップしたつもりだったが、アップできていないようなので、再度アップします。かぶってしまったらごめんなさい。 以下、昨日の取材分です。


6月14日(日)、カブールは本日が週明け。事前にアポを取っていた、赤十字が運営する病院へ。この病院は1988年に「戦争被害者のための総合病院」としてオープンしたのだが、95年に戦争被害者だけでなく、全ての障害者、患者に向けて、治療&リハビリテーションを行う病院となった。
病院の敷地に入ると、「片足の男たちの群れ」が列をなして治療を待っている。地雷、戦闘、その他の病気…。病院内には、義足や車椅子を作る作業場、片足の人々が松葉杖で歩くリハビリセンター、病棟などがあり、それぞれ男女別に二つずつ作られている。
スタッフも障害者である場合が多い。地雷などで手足を失った人々に、わずかながらも職業に就けるようにしているのだ。
体のリハビリだけではなく、心、つまり精神的なケアにも力を入れているという。地雷などで障害を負ってしまうと、やはり家にこもりがちになるそうで、そんな希望を失いかけた人々を勇気付けるカウンセラーなども行っている。
アフガンでは女性にカメラを向けるのは非常に難しいのであるが、交渉してOKが出た。
2001年、9・11事件後の米軍による空爆で、片足を失った女性がいる。アフガン北部の村で農作業中の出来事だった。ブッシュ大統領が「テロとの戦い」を声高に叫び、テロリストにつくのか、正義につくのか、を迫った戦争で、普通の農民が死傷した。
以後8年間、彼女は不自由な体で子どもを育て、家事を続けている。

旧ソ連軍の地雷を踏んだ18歳の女性がいる。地雷を踏んだのは2歳のとき。学校にも行かずに、ずっと村の中で育った。リハビリのためにこの病院へ来た。
やはり地雷で片足になった36歳の女性。結婚後、娘ができた直後に踏んでしまった。夫と娘はドイツに亡命した。彼女は1人アフガンに残された。以後一人で生活しているという。

カブール市内で片足の人をよく見かけるが、ほとんど全てが男性である。昨日遭遇した「障害者の怒りのデモ」は全て男性だった。当然のことながら、女性も傷ついているはずである。健常者の女性でもあまり外へ出ないアフガンで、障害を負った女性はさらに社会参加が難しいようだ。

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このページは、nishitaniが2009年6月15日 22:24に書いたブログ記事です。

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