豪華マンションとテント生活

パルワンドゥー避難民キャンプから豪華なマンションを望む ブログ用.jpg パルワンドゥー避難民キャンプから豪華マンションを望む。戦争によってアフガン人の格差が広がっている。


10月9日、カブール市内のあちこちに豪華なショッピングセンターやきれいなマンションができているので、その復興ぶりを取材。カブール・シティー・センターには7階建てのビルができていて、入り口には金属探知機。それを抜けるとエスカレーター。2階へ上がると、ジュエリーショップ、コンピューターショップなどが並ぶ。こうした光景だけを見ると、アフガンは着実に復興しているように見える。

カブール・シティー・センターから大通りを車で走れば、道路の両サイドには建設中の建物がズラリ。洒落た建物が並ぶ地区があったので、車を止めてこのビルは何かと訪ねる。

私立大学とマンションであった。まぶしいくらいの日差しを浴びてきらきらと輝く出来たてのビル。そのビルの横には薄汚いテントが連なる。

「パルワンドゥー避難民キャンプ」には約500名ほどの人々が生活する。このキャンプができたのはほんの数ヶ月前。全てがパキスタンからの帰還難民である。
旧ソ連の侵攻で、隣国パキスタンに逃げたアフガン人たち。パキスタン、ペシャワールでの難民生活は20数年に及んだ。
「アフガンは平和になった。もうここにいる必要はない」とパキスタン政府が難民たちを故郷アフガンへ追い立てた。仕方なく、彼らは帰還した。しかし彼らの家はすでになかった…。写真をご覧になれば分かるように、この貧富の差を生み出したのは、30年に及ぶ戦争である。

アフガン復興費にいち早くありつき、うまくドルをせしめた人々は豪華なマンションに住む。戦争で家を奪われた「流浪の民」は、テントで生活し、この冬を乗り越えられるかの瀬戸際にいる。そしてやはりこの流浪の民たちに、国連や政府の援助はない。
アフガンの冬は寒い。この避難民キャンプにも食料と毛布が必要だ。

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このページは、nishitaniが2009年10月11日 01:03に書いたブログ記事です。

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