9・11事件とBBC

本当なら、本日は「厳冬のカブールで 3」を書くつもりだったが、うれしいニュースがあったので、臨時的に発表したい。ただ今1月10日、カブール時間午前8時。さて「うれしいニュース」とは…。


「やった」。テレビを見ながら思わず叫んだ。「やるやん、BBC!」
カブール時間1月10日午前7時。イギリスのBBCが、9・11事件での、ビル崩壊の仕方がおかしいと、特集で伝えている。
きくちゆみさんが日本に招聘し、昨年10月にお会いしたリチャード・ゲイジ氏が、出演している。彼はWTCビル1、2の崩壊について、疑問を発し続けている建築家である。

「コントロールデモリッション(制御解体)で、崩壊させたのです。そうですビルに爆弾を仕掛けて」。
ゲイジ氏のインタビューに続いて、場面はWTC7の崩壊シーンになった。日本人も、米国人も、いまだに知らない人が多いが、9.11事件は、2つのビルが崩壊したのではない。3番目、47階建てのWTC7も、当日午後5時20分頃に、わずか6秒できれいに崩壊しているのだ。

「飛行機も当たっていない鉄骨のビルが崩壊している」ことについて、日本のマスメディアはもっと報道すべきだと思うが、この問題は一種のタブーになっているようで、日本ではほとんど報道されてこなかった。
番組はさらにこう伝えた。「WTCビルの崩壊は、何らかの専門家集団が関わっていたと考えられます」。わずか19人の、サウジアラビア出身者を主体とする「テロリスト集団」だけの犯行ではないことを、伝えてくれている。

実は9.11事件当日、当のBBCが誤報していることは結構有名だ。
WTC7が崩壊する20分も前に、キャスターが「今、WTC7が崩壊した模様です」と伝えているのだ。崩壊しました、と言う画面には、まだWTC7がそのままの状態で映っている。
BBCは、自ら犯したこの誤報についても、当時のディレクターやキャスターを出演させて、検証している。
「あの時は情報が錯綜していて」「明らかに間違っていた」。

この姿勢もすばらしい。日本のテレビ局、特にNHKは、自局の失態については、目をつぶる傾向がある。政治家との関係、紅白などの裏金問題…。
おそらくNHKでは、9.11事件の検証番組は報道しないだろう。BBCとNHK、同じ国営放送だが、その姿勢には、かなりの差があるのだ。

私が9・11事件に疑問を持ったのは、04年に「ボーイングを探せ」というビデオを見てからである。
以後、様々な立場の方々の意見や本、映像などを自分なりに検証し、この事件は、米国政府が関わっていたか、少なくとも事件が起こるのを知っていながら、あえて止めずにやらせたか、だと考えるようになった。
日本でも、今週号の「週刊朝日」がゲイジ氏のインタビュー記事を載せているそうである。
ようやく9.11事件の検証が、世界的に始まったようである。

9.11事件の謎について語ると、すぐに「それは陰謀論だ」とか「またユダヤの仕業にするやつらがでてきた」などと言う意見が出る。
でも真実は一つだ。冷静に科学的に分析してほしい。飛行機が当たっただけでは、あれほど見事にほぼ自由落下のスピードで、鉄骨のビルは解体しないのである。

9.11事件後、アフガン戦争が起こった。私は今「テロとの戦い」のまっただ中で取材している。
昨日ゴルジュマちゃんの父親、ワキールに、
「ブッシュを知っているか?」と聞いてみた。
「聞いたことがある」
「オバマは?」
「名前は知っている」
「新聞は読めるのか?」
「コーランなら読める」
コーランはアラビア語で書かれているので、彼は字が読めない。コーランを「音楽として」記憶しているだけだ。彼はノーベル賞も9.11事件も知らない。彼らのような人々が、あんな大きなテロを起こす気にもならないだろうし、その能力もない。
しかし米軍は、彼らの村を空爆する。9.11事件の報復として。

タリバンと米国政府。「本当のテロリスト」はどちらだろうか?

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このページは、nishitaniが2010年1月10日 12:43に書いたブログ記事です。

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