カブールに到着

ブルジドバイ 1 ブログ用.jpg

1月7日午前5時(ドバイ時間)、ドバイ国際空港に到着。すぐにアフガン行きの飛行機チケットをゲットすべく、チケットカウンターに飛び込むが、カブール行きが飛び立ったばかり。残念。前回はぎりぎり間に合って、ほぼ待ち時間なしで乗り込めたが、今回はダメだった。この時点で午前6時。次のフライトは11時半でチケット販売開始が9時半。
あと3時間をこの空港で待つか、それとも街へ出てみるか。

迷わず街へ出た。というのも、世界一ののっぽビル、ブルジドバイに上れるかもしれないからである。
タクシーを拾い、ブルジドバイへ。周囲のビルも60階建てとか70階建ての高層ビルなのであるが、ブルジドバイは天を切り裂く巨大ビルだ。周囲のビルが子どもに見える。高さ826メートル、164階建てのビルをカメラに収めようとするが、収まらない。

ブルジドバイの正面を、多数のインド系出稼ぎ労働者が歩いている。
「彼らがこのビルを建てたんだ。わずか月に800ディルハム(約2万5千円)の給料でね」。とタクシー運転手のサレー。
警備責任者に「ブルジドバイに入れてくれ」と頼み込むが、オープンは午前10時。私は空港に9時半に戻らねばならない。仕方がないので少し離れたところから、ブルジドバイの全景を撮影する。

ドバイは空前の好景気に沸き、このようなとてつもないビルを建ててしまったのであるが、その景気も傾き始めた。「俺の給料も2年前の半分になった。5年前からここで働いているけど、昨年から極端に客が減ったね」とサレー。
高層ビルの窓には「オフィスをレンタルします」の看板。そんな看板がかかっているのに、まだ隣では別の高層ビルが建築中だ。
日本の都会でも「これでもか!」というくらいにマンションが建っているが、ドバイも日本も「一輪車で走っているような状態」であろう。走り続けないとこけてしまうのだ。

午後1時、カブール行きの飛行機は1時間半遅れで飛んだ。1時間半遅れならまだマシなほうだろう。
3時、カブール到着。到着ロビーに「ブラックウォーター」の社標を持つ出迎え人がいる。
イラクで罪なき人々を殺害し続けて世界的非難を浴びている民間軍事会社が、ここカブールでは堂々と営業を続けている。確か「ブラックウォーター」はあまりにも悪名がとどろきすぎたため、社名を「EX」か何かに変えたはずなのだが…。

空港を出る。米兵とアフガン兵、そして装甲車にISAFのヘリ。ドバイからわずか2時間半のフライトで、戦争のニオイが充満するカブールである。
冷たい北風が吹いているが、厳寒というほどでもないし、雪も積もっていない。やはり地球が温暖化しているのか?

ホテルにチェックインをすませ、通訳のイブラヒームと再会。しばしハグの後、明日からの日程を打ち合わせ。
明日は早朝から避難民キャンプへ行く。乗り継ぎ時間を合わせるとほぼ24時間の移動だったので、さすがに疲れる。
行きつけの闇市場でビールを買い、眠ることにしよう。

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このページは、nishitaniが2010年1月 8日 00:36に書いたブログ記事です。

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