再び病院へ

無肛門症 人工肛門のあかちゃん.jpg

6月8日、やはり今日もインディラガンジー子ども病院へ行く。ハビーブ医師と再会。2日前に訪問した同じ病棟を回る。新たに重篤な子どもが担ぎ込まれている。
無肛門症の子どもが寝ている。1歳1ヶ月で大腸を体外に出して、そこから排出する。食事は口から食べている。

肛門を見せてもらう。
穴がない。無肛門症なので当然なのだが、やはり息をのむ。
しばらくこの状態で状態を見て手術する。排泄できるように肛門を開ける手術をすれば、この子は生き残れる。

別の病室には水頭症の子どもが寝ている。体液が頭にたまっているので頭が異様にふくれているが、3日前に手術して体液を抜いたので、これでもかなり良くなった状態だという。
「生き残れるのか?」
「5年くらいは持つだろう」
水頭症の赤ちゃん 2人目.jpg


さらに別の病室へ。やはり水頭症の赤ちゃんが母親に抱かれて眠っている。
この子は3人兄弟の末っ子で、一番上の子どもも同じ病気で、既に亡くなっている。
3人産んで2人が水頭症という残酷な現実。母親は、次の子どもを産む勇気を持てるだろうか?それより医療費や病院と自宅を往復する交通費、その他諸費用を負担していけるだろうか?
ハビーブ医師はカメラの前では「戦争が原因だ」と言うことをためらった。この国では米軍や政府の批判は一種のタブーになっている。

カメラの回っていないところで、医師は、
「当たり前だよ。それしか考えられない。みんなそう思っているよ」とつぶやいた。

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このページは、nishitaniが2010年6月 8日 21:23に書いたブログ記事です。

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