カブールに無事到着

2010年10月7日、ドバイからアフガン・カブール行きの飛行機に乗り込む。ドバイ〜カブール便は毎日飛んでいて、今回も首尾よくチケットをゲット。安全な「普通の国」UAEのドバイからわずか2時間半で、物々しい警備の「戦争の国」アフガニスタンに到着。

カブール国際空港には相変わらずISAFやアフガン軍の軍用ヘリが多数駐機している。同じ国際空港と言ってもドバイとカブールでは大違い。

ちっぽけな空港を出た途端、「荷物持とうか?」「タクシー?」「旦那、両替は?」など、うるさいほどつきまとう「商売人」たち。そんな「必死でその日の生活費を稼ぐ人々」を振り切り、通訳のサバウーンと再会。

サバウーンの運転で、カブール中心街のフラワーストリート。ここには闇でビールを売る商店があって、首尾よくハイネケン6本をゲット。「おー久しぶりだな。今日カブールに?待ってたよ」。会釈する店主。厳しい戒律のイスラム国家で、ビールを買い付けにくる「堕落した日本人」は、彼のお気に入りになったようだ(笑)。
アフガンではタリバンの影響力が強まるにつれ、このような酒を売る店、ポルノショップ、中華料理店などが急速に姿を消している。イスラム原理主義者が増えると、どうしてもこのような「堕落した」店は、攻撃の対象になる。
さらにはカルザイ政権もイスラム主義の傾向を強めているのか、カルザイの秘密警察がこのような娯楽を禁じる傾向にある。
「俺たち若者にとって、非常に窮屈な社会に舞い戻ってきているよ。アメリカ軍もタリバンも、どちらも出ていってほしいのだが」とサバウーン。

先のビールを売る店は、秘密警察に多額の賄賂をつかませているので、ハイネケン一本あたりの値段が値上がりしている。おいしいキムチを出す韓国料理店も、かつては酒を出していたが今では「警察が怖いのでアルコールは出しません」と方針転換。うーん、カブールは以前の窮屈な社会に逆戻りしているではないか。
で、肝心の治安は?まだ何とかカブールは大丈夫。ただカブールを一歩離れればタリバン支配地域だ。米軍の空爆は絶対に許せないが、タリバン的な「政教一致内閣」もまた、非常に独裁的で窮屈だ。
人々がスポーツや音楽を楽しみながら、かつ、女性が解放され、そして治安が安定した社会になるためには、まだまだ時間がかかりそうだ。

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