アフガン警察の訓練を取材する

警棒を振り上げる警官.jpg


10月17日午前9時、カブール東部にある「アフガン警察中央訓練センター」を訪問。この訓練センターでは、毎日500人以上のアフガン警官をISAF軍が訓練している。期間は6ヶ月間で教員はイタリア軍。
まずはスライドショーで簡単な訓練内容を教えてもらい、実際の訓練場へ。
新任の警官たちが、3つのグループに分かれて訓練している。
イタリア軍兵士のかけ声に会わせて、警棒を振り上げる警官たち。「POLICE」と書かれた透明な盾と警棒を持った警官が列を作り、そして警棒で盾をたたきながら、前進する。デモかなにかを鎮圧する時の訓練なのか。
警官を逮捕.jpg

その隣では、「テロリストとおぼしき人物」を警棒で叩き、突き、地面に押さえつけて、手錠をかける訓練が。さらにはランドクルーザーに乗った警官たちが、銃を構えながら、「テロリストとおぼしき人物」を探し出す訓練まで。
一時間ほど、この訓練を撮影した後、カブール〜ジャララバードを結ぶ国道沿いにある巨大なアフガン軍基地へ。
この巨大な基地に、装甲車、輸送車がずらりと並ぶ。基地の奥には旧ソ連軍の戦車の墓場、それを越えて数百mほど車で走ったところに、「射撃訓練場」があった。
ここはイタリア軍と米軍が、アフガン警官の指導に当たっている。
射撃訓練.jpg

「用意はいいか、撃て!」の合図とともに、一斉に放たれる弾丸。「バンバンバン」。凄まじい音とともに薬莢が飛び散る。親切にも、私たち(私とロイターの通信員)に耳栓が支給される。150m向こうに人間の上半身が書かれた板があって、肩や手に当たれば4点、胴体に命中すれば5点である。
射撃訓練 的.jpg

まずは「座り撃ち」。150mから撃った後、一斉に100m地点まで近づき、「撃て!」の合図とともに一斉射撃。さらに50m地点、7m地点と数段階に分けて撃ち進んでいく。
この訓練の休憩中に、米軍兵士にインタビュー。
「どこから来たの?」
「沖縄からだよ」
「キャンプシュワーブ?」
「そう。嘉手納にもいたよ」
「沖縄は気に入ってた?」
「もちろん。きれいな海に、SAKEがあったからね(笑)。ハブSAKEも飲んだよ」。

やっぱり米兵は沖縄から派兵されている。その他、三沢基地、横須賀基地からの米兵も。
日本の米軍基地は、今やアメリカの「テロとの戦い」に欠かせないものになっている。言い換えれば、在日米軍基地がなければこれほど大規模な戦争を続けることが困難になるのでは?

ゲリラ戦しかできないタリバンが日本まで攻撃をかけることは不可能である。しかし能力さえあれば、米軍への反撃として、タリバンが沖縄の基地を攻撃してもおかしくはない。沖縄はじめ、在日米軍基地は日本を守ってくれているのではなく、他国の人を殺しているし、殺させる訓練をしている。

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このページは、nishitaniが2010年10月17日 23:39に書いたブログ記事です。

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