芸能団 イラクの避難民キャンプを訪問する

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12月2日深夜、ドバイ発スレイマニア行きの飛行機が空港に滑り込む。私にとっては1年ぶりの北イラクだ。
ホテルで仮眠をとり、午前中にスレイマニア市のPUK(クルド愛国同盟)最高幹部であるジャディス・カーディド氏を訪問。芸能団の紹介と、イラク訪問の目的などについて説明。毎度のことだが、イラクでまず最初にやらねばならないのが、この「最高幹部への訪問」である。私は慣れているのだが、芸能団の方々にとっては「チンプンカンプンのクルド語」で延々と話をされるわけで、じっと耐える苦痛の時間だ。

午後、スレイマニア大学のアッバス学長を訪問。大学で芸能団の公演について打ち合わせ。その後クルディスタンテレビへ。明後日、4日に避難民キャンプで第一回目の公演を行うのだが、その時の舞台設営と、取材について打ち合わせ。キャンプでの公演は野外になるので、特設ステージと音響について、テレビ局の機材を使わせてもらえることとなった。もちろん当日は、クルドテレビをはじめ地元テレビと新聞が取材にやってくる。

夕刻4時、カラア避難民キャンプを訪問。避難民のテントを訪れながら、鶴笑さんがなぜ避難してきたのか、学校に行けているのか、援助してほしい物は何か、などについて尋ねていく。
着物を着た鶴笑さんが「サムライ!」「ニンジャ!」などと叫びながらパフォーマンス。みんな大受け。子どもたちが鶴笑さんの周りに群がってくる。この調子だと、明後日の舞台本番は大成功間違いなし。貧弱なアラビア語での取材だったので、苦労したが、現在このキャンプには約60家族470人が住んでいて、多くは4年前にバグダッドから逃げてきた人々。住民のほぼ100%がスンニ派アラブ人なので、クルド語は通じない。
したがって明後日の落語はアラビア語でやることになり、4日後のハラブジャでの公演は逆にクルド語でやらねばならない。短期間で2カ国語を覚えねばならない鶴笑さんには、大きな試練である。手品師の阪野さん、漫画家の高宮さんも同様に、2カ国語の簡単なあいさつと会話が必要条件となる。
さてどうなることやら。


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このページは、nishitaniが2010年12月 3日 01:58に書いたブログ記事です。

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