ベンガジの状況 4

実は今回のリビアへの旅には、NPO法人「映像記録」の吉本さんが同行してくれている。私がインタビューして吉本さんが撮影。アフガンでは全く一人だったので、これはラクである。一昨日、携帯とデジカメ、PCアダプターを盗まれたが、ビデオカメラと現金は無事だった。よって映像はちゃんと撮れている。不幸中の幸い。

ベンガジのホテルでフリーランスの高橋カメラマンと邂逅。高橋さんのPCがマックだったので、アダプターを借りてバッテリー充電に成功。やれやれ、これでしばらくはブログ&ツイッター、その他の仕事がスムーズに進む。

21日にベンガジ医療センターを訪問した後、「カチーバ」と呼ばれる「カダフィー防衛隊」の宿舎跡を取材。

2月17日の革命当日、大群衆となったデモ隊が、この「カチーバ」を攻める。
「カチーバ」のビル、屋上には数10名のスナイパーが陣取って、デモ隊を容赦なく射撃。「カチーバ」に至る国道には100名を越える死体が横たわっていたと言う。100名以上が殺されても、人々は行進を止めなかった。そしてデモ隊がついに「カチーバ」を占拠。ビルに火をつけ、建物を破壊した。
「カチーバ」の中に入る。ビル襲撃から3ヶ月以上が経っているが、内部はまだ瓦礫が山積みになっていて火災による黒いすすが充満している。
カダフィー防衛隊のものと思われる自動車数十台が破壊され、燃やされ、赤茶けた姿をさらしている。
「激闘」の結果、40年ぶりにつかんだ自由。毎日、午後6時を過ぎてから、「お祭り広場」で人々が踊り、歌うのも無理ないことなのかもしれない。

その「お祭り広場」では、今日も「自由、リビア、自由、リビア」の声がこだましていた。「革命」からすでに3ヶ月以上が経過した。そろそろ「お祭り」から「日常」に戻る頃だと思うが。


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このページは、nishitaniが2011年5月22日 15:50に書いたブログ記事です。

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