キャンプに毛布とテントシートを配る

チャライ 女の子 泥水と雪 ブログ用.jpg 写真はチャライカンバーレ避難民キャンプの女の子。日中は雪が溶けて、キャンプはドロドロになる。夜間は氷点下10度以下に下がる。


2月6日、早朝より市場にて毛布とテントシートの詰め込み作業を確認してから、市場で働くストリートチルドレンを取材。今朝は何と零下13度まで下がった。凍える寒さの中、通りに出てチューインガムを売る子ども、靴磨きの子ども、燃料にするためタバコの空き箱などを拾い集める子ども…。小学校高学年くらいの少年が、あちこちで商売している。何人かにインタビューして、写真を撮る。

ゴミを拾っていた女の子たち ブログ用.jpg 女の子が空のバケツに何かを燃やしながら、暖をとっている。傍らには大きなズタ袋。ガスなし、石油なしの自宅では唯一燃えるものが、ゴミである。ズタ袋には燃えるゴミがぎっしり。朝から晩まで市場でゴミを拾い集める毎日だと言う。カメラを向けると、キャーッといって顔を隠す。小学校高学年くらいになると、人前で顔を見せてはならないのである。学校にはいっていない。「5+3は?」との問いには、すぐに8、と答えたが、9+4には誰も答えない。繰り上がりの計算ができない。もちろん文字も読めないし書けない。読み書き計算ができなければ、まともな仕事に就けないだろう。ずっとこのままゴミを拾い続けるのか? ダウンタウンを車で走っていると、あちこちに生ゴミを拾い集める子どもたちの姿。昼までも、身体の芯まで冷え込んでいるので、夜は地獄だ。毎日、一定量のゴミを集めないと、家族全員が凍えてしまう。


列に毛布 2 ブログ用.jpg
午後1時、チャライカンバーレ避難民キャンプ。大型トラックに満載した毛布とテントシートが届く。避難民たちが先を争って受け取ろうとするので、一列に並ばせるだけでちょっとした騒動に。

女性たちと雪のキャンプ ブログ用.jpg 配布開始。その姿を見ていた近所の女性たちがやってくる。ブルカの奥から「毛布、毛布」と訴える。テント生活こそしていないものの、貧しい彼女たちも、子どもを守るために必死なのだ。ブルカ女性たちと避難民たちが言い争っている。気の毒だが、避難民を優先させる。 昨年取材したシュマーグル君に再会。やはり下半身裸で、震えている。足は棒の様に細い。昨年の冬は何とか越せたようだが、今年はどうか? このキャンプでは、1月だけで8人の子どもが亡くなっている。2月はもっと死ぬだろう、低体温症と肺炎で。 ということで、まずはチャライカンバーレに緊急援助物資を無事配布することができた。避難民たちは大喜びしてくれたが、まだまだ足りない。本当はカルザイ政権、国連機関が何とかしなければ、この人々を救えない。日本政府は50億ドルも支援したのだから、もっとカルザイ政権に、「貧しい人々のために使う様に」と厳しく注文すべきだ。ほとんどの援助金が、途中でワイロとして消えているのだ。日本政府の官僚たち、政治家たちは、机上で計算していないで、この現場を見るべきだ。 最後に、当会に援助いただいたみなさん、今年の冬も無事、キャンプに支援物資を届けることができました。一両日中に、残りのお金でパルワンドゥー、セのキャンプに同じものを届けて、そしてインディラガンジー子ども病院に薬を届ける予定です。今後もご支援をよろしくお願いします。


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このページは、nishitaniが2012年2月 7日 00:00に書いたブログ記事です。

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