アフガン6日目 自爆テロとニュータウン

8月17日(土)、「自爆テロが起こった」と通訳のサバウーンが電話してくる。
午前9時、ホテルでサバウーンを待つも、現れない。「交通渋滞に巻き込まれた。ちょっとも進まない」との電話。じりじりしながら彼の到着を待つ。
午前10時、テロの現場へ向かうが、道路は車でビッシリ。歩いた方が早い。
なぜこんなに込んでいるかというと、①土曜日は週はじめ、②カブールの人口が急増し、元々渋滞している、③自爆テロが起こったので、臨時の検問が設けられて、さらに込み合う。の3つくらいが原因である。
現場はシネマストリートと呼ばれる映画館の前だった。テロが起こったのは、昨晩の6時頃で、現場は片付けられ、人々は何事もなかったかのように生活している。周囲にはやたらと警官がいて、撮影は許可されなかった。2人が死亡、6〜7人が重症を負ったとのこと。ここカブールでは、少々の自爆テロはニュースにさえならなくなった。
カブールからジャララバードまで、国道が延びている。その国道を東へ、つまりジャララバード方面に30分ほど走ると、巨大な基地と工事現場が見えてくる。
「ニューカブール」を作っている。アフガニスタンには巨額の復興資金が投じられていて、さらには人口が急増しているので、ニュータウンの造成が始まっているのだ。重機が林立し、建設会社の看板が並ぶ。大型トラックが資材を運んでいる。建設会社は空前の好景気に沸き、マンションは作った尻から完売なのだ。一部の「復興成金」「戦争成金」と、圧倒的多数の、毎日1ドル以下で生活する人々。ここでは格差が極限まで広がっている。
みんなが貧しければ、テロは起こらない。一部のアフガン人だけが裕福になり、その他大勢は貧困なまま。そんな格差がテロを生むのだと思う。

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このページは、nishitaniが2013年8月18日 23:22に書いたブログ記事です。

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