リハニーヤのテロ現場

リハニーヤ 自爆テロ現場 ブログ用.jpg


12月8日、今日は日曜で休日だ。日曜が休日なのは当たり前のように思えるが、イスラム圏では金曜日を休みにする国が多い。むしろトルコは例外で、ヨーロッパの仲間入りを国是としているので、日曜を休みにしているようだ。
ここリハニーヤはアラビア読みで、国際的にはレイハンルと呼ばれている。このリハニーヤが世界のトップニュースになったのは、今年の5月11日。街の中心で2台の自動車が爆発、50人以上の犠牲者が出たのだ。
爆弾テロのあった広場へ。モスクの玄関が新しくなっている。爆風で壊れたらしい。モスクの手前のビルが建築中。その隣、携帯電話の店が破壊された。実は3月にシリア入りした際に、ここで携帯電話を買った。あの日からちょうど2か月後にテロ。あの無愛想な店員は無事だっただろうか?
このテロ直後、トルコの人々は「シリア難民がこの町にやってくるから、テロが起こったのだ」と、シリア難民排斥の世論になった。夜間外出禁止令が出される中、エルドアン首相がリハニーヤに駆けつけて、「まだテロの犯人がシリア人だと決まったわけではない。慎重に捜査している。排斥運動をするのは待ってほしい」と呼びかけた。
捜査の結果、犯人はトルコ国籍でシリア難民ではなかった。排斥世論は沈静化し、シリア難民はこの町に住み続けることができている。
難民が流入し続ける国境の町では、常に地元住民と難民との衝突が起きる。「きつい、汚い、危険」のいわゆる3Kの仕事は、低賃金で難民が請け負うことが多い。結果、地元トルコ人が失業する場合もある。地元トルコ住民の寛容さ、忍耐強さが問われて来ている。今のところ、表面的には大きな摩擦は起こっていない。ただシリア内戦は泥沼の様相を呈している。平穏な状況が続く保証はない。解決方法は、1にも2にもこの戦争を終わらせることだ。国際社会が見て見ぬふりをするのも、もう限界に来ている。

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このページは、nishitaniが2013年12月 9日 01:42に書いたブログ記事です。

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