倉庫に住むシリア難民

指がくっついた子ども ブログ用.jpg

プロパンガスの爆発でおおやけど。指が手のひらにくっついてしまった。

12月10日、今日はリハニーヤに逃げて来たシリア難民の貧困層を取材。シリア難民と一口に言っても、ヨーロッパまで逃げることのできる比較的余裕のある家族と、着の身着のまま命からがら逃げて来た貧困家庭とに2分される。
何しろリハニーヤの人口が、10万から30万へ、シリア内戦で3倍になったのだ。アパートは建てた尻から埋まっていくし、空き地にたくさんのビルが建築中。リハニーヤは「難民不動産バブル」になっている。そんなアパートに入れたシリア難民はまだラッキーだろう。今日訪れたのは、倉庫。寒々とした倉庫の中に、マットが敷かれ、裸電球1つ。倉庫は全部で8つあって、それぞれ7〜8人が寝ている。
子どもたちが飛び出してくる。学校に行ってないので、ヒマなのだろう。小さい子どもを抱えた女性。子どもの足にやけどの跡。左手の指が手のひらにくっついている。昨年、ハマという街でガス爆発になり、大やけどを負った。アフガンでも子どものやけどが多いが、これは戦争で都市ガスが止められ、家を破壊されたため、簡易なプロパンを使った結果である。病院には行ってないので、指は癒合したまま。隣で10歳くらいの兄が笑っている。毎日ゴミを拾って家計の足しにするのだという。ここリハニーヤにも隣のアンタキヤにも多数のシリア難民の子どもが、タバコを売ったり、ゴミを拾ったりしながら朝から晩まで働いている。もうすぐ寒い冬がやってくる。冷たい倉庫で寝て、早朝からかじかんだ手でゴミを拾う。大人たちが始めた戦争で、子どもたちが犠牲になっている。

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このページは、nishitaniが2013年12月12日 01:57に書いたブログ記事です。

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