地元マンモス校で初公演無事終了

落男 登場 ブルグ.jpg 集まり出した生徒たちに校長室のバルコニーから「落男」が初登場


8月14日、午前8時ホテルを出発してカブール市内の「ハッキーム・ナセル・ヒスラール・バルビー校」へ。ここは男の子の学校で、地域の小、中、高校生が学んでいる。その数何と5200人。7歳から18歳までの公立校で、1クラス50人以上で96クラスある。1日の授業は2回に分かれていて、午前の部と午後の部で生徒が入れ替わる。日本も団塊の世代のみなさんは、こんな風だったと聞いている。
学校長のムハンマド・サディーキ先生に許可証を見せて、公演の許可を取る。問題は場所。講堂も体育館もないので、グラウンドに生徒を集めるしかない。マイクもアンプもスピーカーもなし。「地声でやりなはれ」「えっ、地声でっか?」苦笑いの鶴笑さん。ここはアフガンである。少々の困難は乗り越えねば。校長室は2階にあり、バルコニーからグランドが見える。公演が決まると、校舎からわらわらと子どもが出てくる。次から次へと人がわき出してくる。ここは男子校だが、9歳までの女子学生も学んでいる。この国では「男女10歳にして席を同じくせず」なので、10歳になれば女子校に転校していくのだ。
「落男(らくお)」というゆるキャラをかぶり、鶴笑さんがバルコニーから手品を見せる。ウォーッと地鳴りのような歓声。「おー、受けてる、受けてる」。喜ぶ三金さん、阪野さん。昨日は静寂のテレビ局スタジオでの生出演。心が折れかけた3人だったが(笑)、この学校で見事に復活を果たした。


小学校で初公演 ブログ.jpg
グラウンドに机で高座を作り、まずは鶴笑さんの切り絵。ミッキーマウスやパンダが出来るたびに、ウォーッという歓声、興奮した子どもたちが制止の声を無視して前へ前へと進んでくる。
三金さんの風船アート。ウサギや象が出来上がると、やはり興奮した子どもが殺到して危険な状況。雑踏の中で倒れる子どもも出て来たので、小休止の後、阪野さんの手品。ハンカチが消えたり、ボールが出て来たりするたびにやはり大興奮する子どもたち。小さな印刷機に紙を入れてくるくる回すと、アフガンのお金になる手品では、先生までが興奮して「それをくれ!」。
鶴笑さんのパペット落語が始まる。忍者や赤鬼が出てくるたびに大拍手。子どもたちが押し寄せてくるので、モンスターを早めにやっつけてパペット落語が終了した。
すっかりスターになった3人から、風船で作った象や馬を各クラスにプレゼント。大好評の内にアフガン初公演が無事終了した。
「日本のみなさんに感謝する。わが校の生徒は貧しい家庭の子どもが多く、教科書は何とかそろっているが、ノートは鉛筆にも不自由している。そんな中で、今日の公演は、子どもたちの心に残るだろうし、子どもたちを励ますことができたと思う。今後も日本からの支援をお願いしたい」。ムハンマド校長の御礼のあいさつ。明日にでも市場でノートやペンを買い出して、後日配布することにしよう。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 地元マンモス校で初公演無事終了

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.nowiraq.com/mt/mt-tb.cgi/536

コメントする

このブログ記事について

このページは、nishitaniが2014年8月14日 19:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「残酷」なテレビ生出演とたらい回しの教育委員会」です。

次のブログ記事は「避難民キャンプで公演無事終了」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01