新聞創刊100周年記念行事に参加

11月19日、ようやく雨が上がり雲の間から晴れ間が見え出した。避難民キャンプの人々もほっとしているだろう。今日はスレマニ市で100年前に発刊されたガラゥイッシュという新聞の創刊日で、これを祝う集いに参加する。スレマニを実効支配するPUK(クルド愛国者党)は、武力ではなく、言論と民主主義を今後も守っていく、という政治的なメッセージが込められた集会だ。
イラクのクルド地域には、大きく2つの政党があって、それがこのPUKと KDP。 KDPはクルド自治区の首都であるアルビル市を支配している。クルド地区の主導権を巡って、かつては内戦状態にあった両政党だが、今のところなんとか折り合いをつけて平和共存している。
集会の会場となった市民ホールに数百名の政府関係者がやってきて、周辺の道路は封鎖、カラシニコフ銃を手にしたペシュメルガ(クルド兵士)たちが会場の周辺に配置されている。
参加者たちに、パリのテロについて聞く。「テロは許せない。犠牲になった人々の冥福を祈りたい。しかし、こちらではクルド人がたくさん殺されているのに、ほとんど報道されていない。パリだと大きく報道される。不公平だね」という反応。今に始まった事ではないが、命の値段に差があるのだろう。
支援物資の毛布の買い出しへ。大きめの毛布を300枚。この毛布なら子ども4人はくるまって寝れるので、約1200名の子どもたちが、しばらく寒さをしのげることになる。「イラクの子どもを救う会」に募金いただいたみなさん、あらためて御礼申し上げます。今回もなんとか、支援物資を届けることができそうです。ありがとうございました。

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このページは、nishitaniが2015年11月19日 23:10に書いたブログ記事です。

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