シャンリウルファ その3

5月17日。今日はシャンリウルファ最終日。まずはDrムサンナ、通訳のムスタファと一緒に町の問屋街で扇風機の買い出し。シャンリウルファの夏は気温50度を超えるそうだ。まだ五月というのに、汗ばむ陽気。難民たちは窓のない倉庫や空き店舗に住んでいるので、扇風機がなければ地獄の日々。なので、扇風機と食料を買いだす。トラックに詰め込み、ハヤーティ・ハラーン地区へ。難民たちは賃貸料が安いので、ここに住み着いている。空き倉庫からわらわらと子どもが出てくる。扇風機を配ることがばれると、パニックになる。なのでトラックを隠して、ムスタファの車に少しずつ積み込んで、少しずつ配っていく。それでも目ざとく、子どもの手を引いて母親たちが寄ってくる。
「わかった、あなたがたの家に案内して」。母親たちは満面の笑顔になり、それぞれの家に招かれる。「ここで難民生活をして3年になるけど、扇風機をもらったのは初めてよ。本当にありがとう」。母親がお礼を言ってくれる。
支援物資のチョイスは間違ってなかったようだけど、何しろ難民の数が多すぎて、みんなに行き渡らない。11月にここを再訪することになるかもしれないが、その時はたくさんの毛布が必要だろう。
食料はDrムサンナが運営するリハビリ施設、ブナンソサエティーへ。ここで週6日配食サービスをしていて、約1500人が炊き出しを受けているというので、ここに援助した。「これで3ヶ月は持つ。ありがとう」カメラの前でムサンナが礼を言ってくれる。
今回は「イブラヒーム募金」として多くの方々からカンパをいただいた。イブラヒームの手術は成功し、彼の右目はなんとか失明せずに済んだ。実は彼はさらなる手術が必要なので、ドイツへ飛んで行った。だから今回、イブラヒームを撮影することはできなかった。ツイッターで、後日、彼の手術後の写真をアップする予定。
何はともあれ、募金いただいた皆さん、ブログを読んでいただいている皆さん、ありがとうございました。

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このページは、nishitaniが2016年5月19日 00:09に書いたブログ記事です。

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