2016年6月アーカイブ

これは本当に不本意なことです。しかしなぜか「身代金の話をした奴は国賊」のような話になったので、常岡氏と一緒に私のことを非難している藤原亮治氏が、一番先に「身代金の話をしていた」事実について、私と彼とのメールやりとりを公開します。なお、公開に当たって、私は期限を切って、藤原氏に「公開するけれど、それでも大丈夫か?」と確認しました。彼は「どうぞ」と回答したので、公開します。彼は誠実なジャーナリストだと思います。なので、困難な状況の中、トルコ南部のアンタキヤに住むカーセムのところまでたどり着いて、安田ささんの命を救いたいと願ったのです。それは私も同じです。こんなことを公開しなければならないのは全て常岡氏の一方的な「思い込み」による弊害です。彼がなぜ常岡氏の言うことを信じてしまったのか?なぜ本当の敵「安倍政権」への怒りを共有せずに、私へ誹謗中傷をするのか?猛省を求めたいと思います。以下、昨日(6月8日)から本日(6月9日)までのメールやりとりです。

常岡氏のいわれなき中傷に対して、私が抵抗を始めた最初の記録になります。下からの上へメールやりとりです。


藤原さん
今、いろいろ考えておられるのでは、と思います。
私は、あなたに言わねばなりません。
「なぜ、そんなに上から目線なのですか?」と。
プライド? そんなもの捨てなさい!
あなたが、カーシムとあったのは事実だし、安田さんを救いたいと思って
身代金の話もしたのも事実でしょう?
みんな努力して、「仲介人」にたどり着けば、安田さんを救いたいので、
そう言いますよ。だからあなたもヒューマニズムがあるのでしょう?

だからこそ、あなたには、常岡氏に一方的に攻められて反論しない
私に、「何があったのですか?」と、それこそ「裏をとる」必要があったのですよ。
2月23日に、私が撮影したカーセムの映像は、具体的で、説得力があります。
一方、常岡氏、あなたの、私への罵詈雑言は具体性も説得力もありません。

みんな、そこをみて判断するでしょう。
私は山本美香さんが殺害された2週間後に、同じアレッポに入っています。
彼女が何を伝えたかったか、なぜシリアに入ったのか、直後に(運が良くて)
撮影できた私が、アレッポの映像を流すことによって、
「やっぱり現場のことを知らねば」「山本さんはこのことを伝えたくて現地に入ったんだ」
と思う人が増えてほしい、と考えたのです。
あなたの行動を振り返ってください。
私に取材することなく、いろいろと言ってますね。
その上で、問題のビデオも見せるつもりはない、と。
その上で「ジャーナリス芸人」と勝手につぶやいたのですね。
(別に私はあなたのつぶやきは問題にしませんが)


カーセムは「あなたが初めてやってきて、安田さんの交渉をした」と言いました。
その映像があります。
これが最後の提案です。
「あなたは今までのご自分がやったことを反省し、本当に安田さんを救出するために
誠意を示しますか?」
それとも、今までどおり、常岡氏らとつるんで、私に罵詈雑言を投げかけますか?

私は常岡氏に対して、訴訟をするつもりです。なので、今回のメールやりとりも
残ります。ここであなたから返事があって、謝罪があれば、
このメールやりとりも裁判に出さないでおきましょう。
(逆に言えば、返事がないことも証拠になりますね)

最後のチャンスです。明日、新潮の記事が出て、私は批判にさらされます。
あなたが、どうなさるか、明日の朝、9時まで待ちます。

お返事待ってます。
西谷拝


2016/06/08 19:00、Ryoji FUJIWARA/Japan Press Inc のメール:

西谷さん

あきれてものが言えませんが、では、普通の感覚を持った人間が、
彼は、藤原というジャーナリストが来て、「金ならいくらでも出す」「100万ドルでも」
と言ったと証言しました。
と、西谷さんは本気でお思いですか?
いったい、100万ドルどころか10万ドルのカネをどうやって、誰が用意するんでしょうか?
西谷さんの「普通の感覚」はあまりにも私とは違うようです。

それと、
≫10日金曜日、午後1時に勝どき駅の改札で
いかがですか? お手数ですが、会えるかどうか、
お知らせください。(本日中に。スケジュールを組まねばなりませんから)
私も色々とやらねばならない仕事がありますので。

会いたいといったのは私ではなく、あなたなのですが。
私もいろいろと仕事がありますが、あなたは自分の都合は押し付けてくるが、
相手の都合は関係なしですか。
ものすごい「普通の感覚」をお持ちですね。

時間の無駄なので、今後ご連絡は不要です。
公表したら西谷さんが恥かくだけですが、お好きなように。


藤原

-----Original Message-----
From: 西谷 文和 [mailto:nishinishi@r3.dion.ne.jp]
Sent: Wednesday, June 8, 2016 6:48 PM
To: Ryoji FUJIWARA/Japan Press Inc
Subject: Re: 西谷です

ではそのビデオとやらを見せていただけないのですね。
「証拠のビデオを見せてもらえなかった」という事実は公表しますね。
というのは、常岡氏の誹謗中傷を明らかにして、安田さん解放を
政府に迫らねばならないからです。なので、「他のジャーナリストも
いっぱい仲介人に会っていること」「身代金はいくらくらいなのかを問うていること」
これらが「普通の人権感覚を持った人」なら尋ねる事項なのです。
だからあなたも尋ねたのでしょう?私もNHK、その他テレビ局も同じような
ことを聞いてますよ。なのに常岡氏が、私にだけ「それをしたからダメになった」
と吹聴するので、こちらとしては「身を守るため」にやらねばなりません。
明日、常岡氏の中傷が週刊誌に出ます。
なので、自己防衛のためにあなたのことも公表せざるを得ないのです。

私の条件を聞いていただければ、公表しませんが。
(あなたのツイッターでも結構誹謗してますよね)
午後7時までに連絡なければ、アップします。
西谷


2016/06/08 18:38、Ryoji FUJIWARA/Japan Press Inc のメール:

西谷さん


重ねて言いますが私はカネの話など一言も話してませんし、プロならご自身の足で
裏を取ってきてください。
それと、私は安田さんに関する交渉のやり方について批判めいたことは
発言しておりますが、
「西谷さんが交渉をしたので困難になった」という発言はしておりません。

いきなり私に脅しをかけてくるような方と会うつもりはありませんのであしからず。


藤原


-----Original Message-----
From: 西谷 文和 [mailto:nishinishi@r3.dion.ne.jp]
Sent: Wednesday, June 8, 2016 6:05 PM
To: Ryoji FUJIWARA/Japan Press Inc
Subject: Re: 西谷です

藤原さん
わかりました。少なくとも彼は「日本政府も来ない、家族も来ない中で、藤原氏だけがやってきた」と申しております。
そして金の話をした、と。どちらかが嘘をついていることになりますね。では裏をとるために、
そのビデオを見せていただけませんか?
私はあなたがカーシムに会いに行った話は誰にも喋ってませんし、黙っていましたが、常岡氏が
「西谷が身代金交渉をしたので、困難になった」と騒ぐので、(あなたも同調されているのでは?)
お尋ねしているのです。10日に東京に行きます。その時にぜひビデオを見せてください。
西谷
2016/06/08 17:59、Ryoji FUJIWARA/Japan Press Inc のメール:

西谷さん


はじめまして。
アハマド・カーシムと話したとき、私はビデオを回してましたので、
家に入る時からインタビュー終わる時まで話は録音されておりますが、
そんな話は当然ながら一言も言ってませんよ。
証拠がありますので、彼の嘘はいくらでも証明できますよ

どうぞ、そこかしこでしゃべっていただいて結構ですよ、ご自身が恥をかきますから。
あの詐欺師の話を裏もとらず、そのまんま信じて記事にされるのこそ、
あなたは職業人としてやばいのではないでしょうか?
詐欺師に見事に引っかかった上に、それをそのまんま記事に書き、さらには私に脅しですか(笑)。

いきなり面識もないのに、嘘に踊らされた上の脅しの如きメールを送ってくるような
人間と話すつもりはありません。

用事があるのなら、どっかで調べて自分から電話をかけてきてください。
どうぞご自愛ください。


藤原


-----Original Message-----
From: 西谷 文和 [mailto:nishinishi@r3.dion.ne.jp]
Sent: Wednesday, June 8, 2016 5:19 PM
To: fujiwara@j-press.co.jp
Subject: 西谷です

藤原さん、初めまして。
安田さんのことで、常岡氏からいわれなき中傷を受けております。
あなたも色々と発言されてますね。常岡氏が言うには、「ヌスラと
身代金なしで解放交渉中だったのに、シハブと西谷が出てきて、邪魔をした。
安田さんの命を危険にさらしたのは身代金交渉をした西谷だ」と。
実は私は、今年2月、アンタキヤでアブーカーシムと会って、インタビュー撮影に成功しています。

彼は、藤原というジャーナリストが来て、「金ならいくらでも出す」「100万ドルでも」
と言ったと証言しました。私はこれを2月23日に撮影しています。あの時点で、シハブはアブーカーセムに
身代金なしの解放交渉を依頼していたが、「フジワラとアハマドフルサードペイジ、そしてムハンマドタラスが
交渉を困難にした」と言いました。このビデオがあります。

藤原さん、黙っていますよね、この事実。
本日、午後7時まで待ちます。一度私の携帯にお電話下さい。

安田さん拘束事件に関して 6月9日時点での、私の見解と常岡浩介氏に対する公開質問状

自称ジャーナリスト、またはジャーナリスト芸人と呼ばれている西谷です(苦笑)。本日発売の週刊新潮に悪意ある記事を書かれました。こうなった以上、今までの沈黙を破り、事実の確認と質問をしなければなりません。
その前に、なぜ私が常岡氏のツイッターなどによる非難に反論を控えていたか。
それは何よりも現在フリージャーナリストで、シリアで拘束されているとみられる安田純平さんの1日も早い解放を願っているからです。相手側が期限を切ってくるという非常に重要な時に、政府の交渉を邪魔してはならないので、静かに見守ろうとしていたのです。しかしあまりに加熱して、このままでは私たちの名誉が毀損されてしまう恐れがあるので、これまでの事実経過を説明し、常岡氏に回答を求めたいと思います。

1 常岡氏らによる「身代金なしで交渉中だったのに、西谷、シハブが仲介人と交渉してご破算になった。西谷、シハブは、邪魔をしている」という中傷について。

まず、いつ、どのように、誰と「身代金なしで交渉し、それが解決寸前だった」のでしょうか?
何の証拠も示さず、一方的に主張しています。私たちのために失敗した、というなら、その証拠を見せてください。

ちなみに、「仲介人と接触する」ことがあたかも罪であるかのような言い分ですが、タリクは拘束されている安田さんの写真や画像をネットにアップした人物なのです。タリクには、日本のマスコミ各社も取材しています。ジャーナリスト芸人(苦笑)の私も、同じようにタリクに会って、「要求は何か?」「解放の条件は何か?」を尋ねました。それは「国民の知る権利」と「安田さんの解放」のためにジャーナリストなら当然尋ねることだと思います。「なぜタリクと会ったことを非難したのか?その根拠は何なのか?」。この点も合わせて答えてください。

2 今年2月23日に、私は別の仲介人、カーシムと接触しました。カーシムは、フジワラという日本人ジャーナリストがやってきて、「身代金はいくらか?」「いくらでも払うので救出を」と求めたと証言しました。(このビデオもあります)この人は藤原亮治さんというジャーナリストです。やはり「身代金の額」を尋ねられたようです。「安田さんを救いたい」と考えて、取材されたのでしょう。これが普通だと思います。ただ藤原さんは私に対して「カーシムとは一切、金の話はしていない」とおっしゃいました。「金の話をしなかった」証拠のビデオがある、と。私にはカーシムの証言ビデオがあるので、どちらかが嘘をついていることになると思い、「そのビデオを見せてほしい」とお願いしましたが、彼は拒否したので、「金の話をしたか、しなかったか」については事実確認ができていません。藤原さんなどのジャーナリストも、私にジャーナリスト芸人(苦笑)というツイートをしていました。つまり、なぜかこの事件の途中から『身代金の話をしてはいけない』かのような風潮になったのです。(おそらく常岡氏が私にそのようなツイートを続けたからだと思います)不思議な話です。ヌスラが拘束していて、その要求は何か?この話を聞いてはならないとすれば、事件の全貌が見えませんね。ちなみに2月の時点で、シハブは「できるだけ身代金が低い額で、つまり『安田さんを拘束した期間の食事代金および宿泊費』という名目で、いくらくらいなら?と尋ねていたそうです。カーシムは「フジワラがいくらでも払うといったので、吊り上ってしまった」と言いました。
(本当は、こんな証言を公開したくなかったのです。しかし藤原氏が証拠のビデオを見せない、私と話をしない、と対話を拒否され、ネット上に公開してもいいとの態度だったので、公開せざるを得なくなりました。藤原さん、恨むならこんな状況を展開した常岡氏を恨んでくださいね)

3 仲介人タリク、その上司Aにインタビューした経過を述べます。
5月16日、私はトルコのシャンリウルファという街で彼らに会いました。
あの時点でスペイン人3名が解放されていました。身代金の具体的な額も報道されていました。
それで、Aは「ヌスラとスペイン政府の間に立ったこと」「スペイン人がどのようにして解放されたかの詳細」を証言した上で、「国境で身柄とお金が交換される写真」「解放直前のスペイン人たちの写真」を持っていました。
これらは「当事者しか知らない情報」だと思い、私は「政府はAと交渉すべきだ」と思いました。3月に安田さんの映像をネットにアップしたのも、タリクでした。交渉できるのは政府だけです。なので、この事実を政府に情報提供しようと思いました。タリクはこの時、「政府が交渉しなければ、近々、新たな映像または画像をアップする」と言いました。(それが5月30日にアップされたあの画像です)時間的な余裕がないと思いました。
つまり、ヌスラは直近のスペイン、イタリアなどの解放交渉で、「身代金」を求め、スペイン、イタリア政府が交渉に応じたから解放したのです。このことはすでに各国で報道されています。ロシアとアサド軍の空爆で追い込まれたヌスラは、「金がいる」と言いました。だからこそ、「日本だけが、それも常岡氏だけが身代金なしで交渉解決できる」と主張される根拠をお聞きしたいのです。

もちろん、安田さんの人命がかかっていますので、本当はこんなことを質問している場合ではありません。ただ、常岡氏たちが週刊誌、ラジオなどで私たちの実名を挙げて騒いだので、こうなったのです。私は今まで、このことでメディア上で常岡氏を誹謗したことはありません。常岡氏が不必要に騒ぐことによって、政府交渉に支障が出たとするならば、責任は重大だと思います。

4 常岡氏たちの主張は、結局、(もし交渉しなかったならば)政府をサポートするものになってしまう。

私は安田さんの解放は政府が水面下で身代金交渉を進めるしかないだろう、と考えています。5月16日の時点で、タリクとAは「まだ政府関係者と接触できていない」と証言しました。後藤さんの事件の教訓を生かし、政府は速やかに交渉のテーブルについてほしい、と思いました。(水面下で交渉されていることを願っています)
5月30日に、新たな画像が出ました。なので、私は政府に「一度お会いして、ビデオと隠し撮りした音声を提供するので、分析してほしい」とお願いしました。(5月16日時点のビデオですから、一番最新のものだと思うのですが)1週間待ちましたが、返事がないので、また6月7日に電話をしました。本日時点で、まだ政府からの連絡はありません。

常岡氏たちが大騒ぎをすることによって、一番大事な「政府が交渉を進める」ことに支障が出ませんか?
この点、常岡氏の見解を求めたいと思います。

以上の点に加えて、「私やシハブに話も聞かずに、実名を挙げて少なくないメディア上で、憶測で、誹謗中傷した」ことに対して謝罪を求めたいと思います。
2016年6月9日 西谷文和


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