nishitani: 2008年5月アーカイブ

イラク人ジャーナリスト、イサーム・ラシードが、憲法記念日に寄せて、熱いメッセージを送ってきてくれた。憲法9条は、日本だけのものではなく、世界の宝であることが分かる。今、憲法9条世界会議が開かれているが、このメッセージは「世界会議」へのエールである。私も明日(6日)大阪の舞洲アリーナで、奮闘する予定。

みなさんこんにちは。私はイラク人ジャーナリストの、イサーム・ラシードです。バグダッドに住んでいます。バグダッド市民はアメリカの不当な占領政策により、命が脅かされています。

この国では毎日のように死体、血、爆発を目にします。人々の瞳からは希望の光が消えてしまいました。日ごとに、生活から彩りや潤いが失われ、未来は暗く、一筋の光も見出せません。私は今混沌からこの国を救い出し、人々に平和な世界を取り戻すための希望を探し続けています。この希望を失う前に、私は日本を訪れ、多くの日本の友人と出会うことができました。

これは非常に重要な経験でした。なぜなら日本の友人たちは、私の人生を変えてくれました。生きる希望を与えてくれました。絶望してはいけないと教えてくれたのです。
私たちイラク人は、繰り返される戦闘や占領に苦しめられています。

その苦しみの真っ只中にいるので、そして「戦争」という言葉の意味をいやというほど知らされたので、私はどんな国も戦争に巻き込まれてはいけないと思いますし、世界中の人々が平和に生きる権利があると思います。
私は日本人ではありません。しかし2度にわたって日本を訪れることができたのは私にとって誇りです。私は素晴らしい日本の友人に恵まれ、日本と日本人を愛しています。私はあなた方日本人に、憲法9条を守り続けるよう、お願いします。憲法9条は、全ての戦争から、日本と日本人を救っています。そしてそれが私が日本を愛する理由なのです。
この瞬間にも、私が日本にいることができたらいいなぁ、と感じます。どうか日本のみなさん一人ひとりが、この条文を守っていただくようにお願いします。

友人のみなさん、
イラクの良識ある人々は、日本に、いやに本だけでなく世界中の国々に、平和でいてほしいと願っています。
私たちは平和が必要です。どのような理由をもってしても、戦争をしてはいけないし、戦争からは何の結果も生まれません。
語り合い、互いに理解し合い、愛し合うことが、私たちの基本です。私たちは人間であり、闘うモンスターではありません。
言葉で言う以上に、私は日本のみなさんを愛しております。
連帯の絆を。
あなたの友人、イサーム・ラシードより

今、バグダッド、特にサドルシティーで米軍の無差別空爆により、かなりの死者が出ている様子だ。イサームの無事を祈る。

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