nishitani: 2010年4月アーカイブ

バグダッド在住のイラク人ジャーナリスト、イサーム・ラシードから緊急のメールが届いた。バグダッドの状況が報道されなくなって久しいが、現地では依然として無実の人々が虐殺されている。

米軍は一体何をしているのか?オバマになっても、その凶暴性は全然変わっていない。最後に17分の映像を貼付けておくので、こちらの方もぜひご覧いただきたい。

以下、イサームからのメールです。

バグダッドでの新たな虐殺

先週の土曜日、午後11時に米軍のユニフォームを着た11人が、バグダッド南部、「ホールラジャブ」という小さな農場の、3軒の家を襲撃した。
彼ら11人は老人子どもを含む20人の男と5人の女を拷問した後、その25名を殺害した。
25名は全く理由もなく殺され、そして11人のギャングたちは逃げていった。殺害の理由も動機も分からない。
バグダッドのこの地区は、たくさんの検問所があり、M16マシンガンを抱えたギャングたちはどのようにしてその包囲網をかいくぐることができたのか、疑問を呈するイラク人がたくさんいる。
目撃者の多くは、ギャングたちはイラクの巨大勢力、つまりイラク政府や米軍の一員であると証言する。彼らが、夜間に自由に移動できて、虐殺するのに十分な時間をかけて、そして虐殺された人々はすべてスンニ派だったからである。
もしかすると、スンニ派・シーア派の宗派間抗争の時代に戻すことを企む勢力の仕業かもしれないのだ。
このような虐殺やその他の犯罪は、ギャングやイラク軍、米軍そして多くの秘密組織によって連日のように行われている。
狙われるのはいつも無実の一般市民なのだ。
これが新しい占領、つまり米軍とイラク政府による支配の実態だ。イラク市民は、これら2つの悪の軍隊の中で生活せざるを得ないのである。

原文は以下の通り
Baghdad new Massacre

Last Saturday at 11:00 pm 11 persons wearing American uniform raid three houses at southern part in Baghdad in small farm place called ( Hor Rajab) and killed 25 person innthese three houses after they tortured them and 20 of them were man and old men and kids and other five were women
And they all get killed for no reason and run gangs runaway and nobody know why???
Some of Iraqi people said that was impossible because there were more check points near by that place in Baghdad and how this gangs get through !!!!!! with there guns(M16) and how they run away !!!!!
And many of witnesses there said these gang belong to one of very big power in Iraq like Iraqi government or American troops because they were move in free and toke long time to do that massacre and because all of the people got killed were Sunni people we thinking that some one want to reback the sectarian violent ,may be
This massacre and many other crime in Iraq happen every days by Gangs , Iraqi army ,and American troops and many other secret troops and they target it Iraqi innocent people for big purposes
This is the new Iraq under occupation , two occupation American occupation and Iraq government occupation and the Iraqi innocent people are in the middle of these evil troops

最後に、米軍アパッチヘリから虐殺される人々の映像です。
このアパッチに乗って、「動物狩りのように」殺しまくっていた米兵
と許可を与えた米軍司令官を裁くことはできないのでしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=DRNuIycPHCE

イラク議会選挙.jpg

「アフガンやイラクに行っている時だけ更新されるブログやね」と、いろいろな方からおしかりを受け、たまには更新しないと、と思いながらダラダラと時間だけが経過する。気がつけば、もう4月、桜が咲き誇っている。
うれしいニュースでいえば、①ブックレット「オバマの戦争」を出版した。A4版64ページ、せせらぎ出版より600円。オバマ大統領の評価が分かれるところであるが、アフガン戦争を取材したものの一人として、「戦争大統領」を許すわけにはいかない。ちょっと大胆な題名にした。
②毎日新聞夕刊で連載が始まった。「西谷流地球の歩き方」。初回と2回目はビザなしでいかにバグダッドへ潜入したか、について書いた。「地球の歩き方」といっても、私の場合、中東とアフリカ、インドあたりしか書けないので、「西半球はごめん」するしかない。紛争地のエピソードが主になるが、もし良ければ読んでやってください。
で、上記の写真はバグダッドから。通訳で友人のイサーム・ラシードが撮影して送ってきた。イラクの議会選挙は接戦でアラゥイ元首相の率いる世俗派のイラキーヤが勝った。
5年前、私はこのイラク議会選挙を取材しようと、ヨルダンのアンマンまでいったのだが、結局ビザが出ずにイラク入りできなかった。あれから5年、早いものだ。
イサームによると、激戦地であったファルージャもずいぶん安定して、ちょっと無理したら取材できるとのこと。この秋にでもいってみようと思っている。